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Honda Sports360(ホンダ S360)の種類と各型の特徴

 

 
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第9回全日本自動車ショーで公開され多くのカーマニアから市販を熱望されながらも、ついぞ市販されることなくお蔵入りとなってしまったホンダの軽スポーツ、「Honda Sports360」を知る人は多いが、その「Honda Sports360」にいくつかのバージョンがあったことを知っている人はそう多くないんじゃないだろうか。
そこでこのページでは、普段「S360」という呼称でひと括りにされてしまうことの多い「Honda Sports360」の種類と各型の特徴について解説しようと思います。
 

『Honda Sports360の種類』
 
各試作車の開発の経緯をお読み頂いた方には既知のことと思いますが、読まれていない方のために説明すると、「 ホンダスポーツ360(S360)」には大別すると “スペースフレームにFRP製のボディを架装した「TAS-260」(第11回ホンダ会出展車)” と、“ラダーフレームに全鋼製のボディを架装した「AS-250」(第9回全日本自動車ショー出展車)” の2種類があり、さらに「AS-250」には’62年型と’63年型の2種類があります。
つまり、「ホンダ スポーツ360(S360)」には、「TAS-260」「’62年型AS-250」「’63年型AS-250」の3種類があった訳です。
ただし、ここで「’62年型AS-250」と「’63年型AS-250」を区別したのは私の独断によるもので(現時点では「’63年型AS-250 」の全貌を完全に把握できていないので、詳細を把握できている「’62年型AS-250」と便宜上区別しました…)、当時ホンダ内でどう扱われていたかは不明です。
もし、「’62年型AS-250」と「’63年型AS-250」が区別されていれば、「’63年型AS-250」はおそらく「2XAS-250」と呼ばれていたと思われます。(「’62年型AS-250」は「1XAS-250」)
(2007/12/16追記)
オールドタイマー誌95号P16 に掲載されたセンターパネルの写真によると、’63年型AS-250はどうやら「2X改AS-250」と呼ばれていたようです。
ただし、これは「2XAS-250を改造(改良?)した車輌」という意味である可能性があり、「2XAS-250」と呼ばれた車輌が存在した可能性もあると思われます。
オールドタイマー誌95号を読んで気づいた点を三妻自工ブログに記しました。
ブログの方は、このページの追補版的内容になっていますので、併せてご一読頂けばより理解が深まるかと思います。

                 ------------------------------------追記ここまで------------------------------------

 ★ 機種一覧

機種

個体の種別/製作台数

製作拠点

TAS-260(第11回全国ホンダ会出展車
          /FRPボディ+スペースフレーム)
・車体色
・車体色 シルバー(または
             合計2台
技術研究所
(白子/和光)
'62年型AS250(第9回全日本自動車ショー出展車
            /鋼鈑ボディ+ラダーフレーム)
・車体色 シルバー
・車体色
             合計2台
技術研究所(和光)
'63年型AS250(非公開?/鋼鈑ボディ
                     +ラダーフレーム)
・完成車8台
・W.Assy 5台(未完成)
・半完成5台(Sports500の試作
 開発に流用)
浜松製作所
※上記リンクをクリックすると各型の特徴
  移動します
 ※生産台数の詳細については
  こちら のページを参照下さい
 
 
 

『Honda Sports360の各型の特徴』


 TAS-260(第11回全国ホンダ会出展車)
  ※ ↑開発コードをクリックすると開発の経緯や車体の概要、諸元などを記したページに移動します。

外観の特徴ホンダ S360

             (二玄社 別冊CG ホンダ・スポーツP69より引用/クリックで拡大表示)
1.ヘッドライトがAS250よりも前方に配置されており、ヘッドライトカバーが小さい。ヘッドライトは6インチ。
  また、ヘッドライトカバーの外周にギザギザの縁取り(白く見える部分)がある。※下掲の写真参照
2.フロントバンパーのサイドに回り込んだ部分がAS250より長い。また、バンパーは前は二分割、
  後ろはワンピース。

3.ヘッドライトカバーとホイールアーチとの間隔がAS250より広い。(フロントフェンダー前部が長い)
4.フェンダーミラーがない。
5.助手席側のAピラー前方にアンテナがある。
6.ドアハンドルの窪みの形状が、上下に直線部分のある楕円形。
7.サイドウインドーが脱着式。
8.フューエルフィラーが市販のエスと同様に左フェンダーの上部にある。
追記:ホイールベースは凡そ1950mm。(画像より採寸)
  

                (二玄社 別冊CG ホンダ・スポーツP6より引用/クリックで拡大表示)
9.フェンダー上部のモールが平べったい。
10.ワイパーアームが途中で曲がっている。
11.ダッシュボードから生えるタイプのルームミラー。 
追記:ボンネットのエンブレムは、車体色が赤の個体が白地、車体色がシルバー(または白)の個体が赤地。
 
コクピットの特徴

               (月刊自家用車 1962年9月号 P103より引用/クリックで拡大表示)
1.フルスケール 12,000rpmのタコメータール。
2.フルスケール 140km/hのスピードメーター。
3.タコメーターの右下からレバー型のスイッチが生えている。
4.ステアリング中央のエンブレムは大径で厚みのあるタイプ。
5.ステアリングの木部に黒色の線がない。
6.AS250ではシガーライターが取り付けられている場所にスイッチのようなものがある。
7.シフトノブの表示は5速。
8.木目のメーターパネル。スピードメーターとタコメーターの間隔が広い。
9.ステッキ型のサイドブレーキ。

※機種ごとのコクピットの特徴について、別途ページを設けて解説する予定です。
  

エンジンベイの特徴
tas260_engine.jpg
                 (モーターサイクリスト1962年10月号より引用)
 

1.キャブレターはSUタイプ(上掲の画像は赤の車輌のもの。シルバー車のキャブレターのタイプは不明。)
2.同調プレートのようなものがある。
3.クラッチマスターシリンダーのロッド部分にカバーがない。.

※機種毎のエンジンベイの特徴について、別途ページを設けて解説する予定です。



’62年型AS-250(第9回全日本自動車ショー出展車/プレス向け試乗会の試乗車)

  ※ ↑開発コードをクリックすると開発の経緯や車体の概要、諸元などを記したページに移動します。 

外観の特徴

         (三樹書房 Honda Sports S360S800M 巻頭ページより引用/クリックで拡大表示)
1.ヘッドライトがTAS-260よりも後方に配置されており、ヘッドライトカバーが大きい。ヘッドライトは7インチ。
2.フロントバンパーのサイドに回り込んだ部分がTAS-260より短い。また、バンパーは前後とも二分割。
3.ヘッドライトカバーとホイールアーチとの間隔がTAS-260より狭い。(フロントフェンダー前部が短い)
4.フェンダーミラーが付いている。
5.アンテナがサンバイザーに内蔵されている。(助手席側のAピラー前方にアンテナがない)
6.ドアハンドルの窪みは直線部分のない楕円形。
7.サイドウインドーは巻き上げ式
8.フューエルフィラーが左リアフェンダーの側面にあり、蓋とキーシリンダーが付いている。
 

     (芸文社 ノスタルジックヒーロー Vol,75 P79より引用/クリックで拡大表示)
9.フェンダー上部のモールがTAS260と比較すると厚い。()
10.ワイパーアームは曲がりがのない真っ直ぐなタイプ。
11.ダッシュボードから生えるタイプのルームミラー。
追記:ボンネットのエンブレムは、車体色が赤の個体が白地、車体色がシルバーの個体が赤地。
 
コクピットの特徴

        (二玄社 別冊CG ホンダ・スポーツP19より引用/クリックで拡大表示)
1.フルスケール 14,000rpmのタコメーター。
2.フルスケール 140km/hスピードメーター。
3.タコメーターの左下からレバー型のスイッチが生えている。
4.ステアリング中央のエンブレムはTAS-260のものよりも小径で薄い。
5.ステアリングの木部に黒色の線がある。
6.センターパネル中央下部にシガーライターがある。
7.シフトノブの表示は5速。
8.メーターパネルは(たぶん)アルミ製。スピードメーターとタコメーターの間隔が広い。
9.ウインカーレバーがステアリングコラムから生えている。
10.ステッキ型のサイドブレーキ。

※機種ごとのコクピットの特徴について、別途ページを設けて解説する予定です。
 
エンジンベイの特徴

車体色がシルバーの車輌

車体色が赤の車輌

62as250silv_engine.jpg
(二玄社 別冊CG ホンダ・スポーツより引用/クリックで拡大表示)

62as250red_engine.jpg
(モーターファン63年3月臨時増刊より引用/クリックで拡大表示)

 
 
1.キャブレターはSUタイプ。
※シルバー車のキャブレターをSUタイプと推測する理由はこちらで解説しています。

2.エアクリーナーケースはオーバル型。
 
1.キャブレターは独立ポート・コンパウンド負圧型
  サーボ型式。

2.エアクリーナーケースは、角の丸い長方形。
  
 
※機種毎のエンジンベイの特徴について、別途ページを設けて解説する予定です。
 
 
参考資料〕 TAS-260とAS-250の外観比較写真

  (二玄社 別冊CG ホンダ・スポーツ P69 / 芸文社 ノスタルジックヒーロー Vol,75 P96より引用/クリックで拡大表示)


’63年型AS-250 

  ※ ↑開発コードをクリックすると開発の経緯や車体の概要、諸元などを記したページに移動します。
 
外観の特徴
現在のところ’63年型AS-250の外観が分かる資料は発見できていません。
 
 
コクピットの特徴
’63年型AS-250のコクピットの様子が分かる資料も発見できていませんが、幸いなことにメーターパネルなどが現存しています。
 
○現存する’63年型スポーツ360のルームミラー

        (この画像は三妻自工Blogの読者様から提供して頂きました/クリックで拡大表示)
・ご覧のように'63年型スポーツ360のルームミラーは、テンションロッドに取り付けるタイプ。
 
○現存する’63年型スポーツ360のメーターパネル

     (この画像は三妻自工Blogの読者様から提供して頂きました/クリックで拡大表示)
・タコメーターのフルスケールは11,000rpm。
・スピードメーターのフルスケールは140km/h。
・メーターパネルがTAS-260やAS-250より小振りで形状も違う。(スピードメーターの右下の部分がキックアップしておらず一直線になっている)
・スピードメーターとタコメーターの間隔が狭い。
・ハイビームのパイロットランプが小径のものになっている。(’62年型はターンシグナルと同径)
 
○現存する’63年型スポーツ360のセンターパネル

     (この画像は三妻自工Blogの読者様から提供して頂きました/クリックで拡大表示)
・トグルスイッチが5つ並んでいる。(TAS-260/AS-250はトグルスイッチ3つとチョークノブ)
・シガーライターの上にチョークノブがある。
 
※画像のものとは別のセンターパネルの画像を拙ブログにアップしていますので、よろしかったらご覧に
  なってみて下さい。
  また、ブログの方でもSports360の車体の特徴に関する解説をしているので、このページと併せてお読み
  頂くとより一層理解が深まるかと思います。 
 
○現存する’63年型スポーツ360 のシフトノブ 
 
                 (この画像は三妻自工Blogの読者様から提供して頂きました)

・シフトノブの表示は、左下が欠けた4速。 

2007.11.29追記)
ホンダスポーツに関する小部屋」の管理人“Sじじい”さんに、シフトパターンがハッキリと判る画像の使用許可を頂いたのでアップします。
'63年型スポーツ360には、↓このように4速ミッション装着車があったようです。
 5速ミッション装着車が存在したかは、現時点では不明。
63as250_shift_knob_02.jpg
 
エンジンベイの特徴
 ’63年型AS-250のエンジンベイの様子が分かる資料も発見できていませんが、幸いなことにキャブレターが現存しています。
63as250_carburetor.jpg
            (この画像は三妻自工Blogの読者様から提供して頂きました)
 

'63年型AS-250には、京浜のCVB型キャブレターが装着された車輌があったようです。
 
※Old-timer誌の連載記事「ホンダSセミナー」に拠ると、三国ソレックスのBSW28型はSports360用に
  開発されたものらしいので、ソレックスキャブレター装着車が存在した可能性もあり。



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