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ホンダT360の試作車の種類と各型の特徴

 

 
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軽トラックという地味であまり目立たないカテゴリーに属するクルマでありながら、エスと同系の凝ったエンジンが搭載されていたために「スポーツトラック」などと称されて、一般の自動車マニアにまでその名を知られた商用車の異端児「ホンダT360」。
このページでは、その「ホンダT360」のプロトタイプの種類と、各型の特徴について解説しようと思います。
  

 
『T360の試作車の種類』 
 
各試作車の開発の経緯をお読み頂いた方には既知のことと思いますが、読まれていない方のために説明すると、「Honda T360」の試作車には大別すると、1962年6月5日、まだ未完成だった鈴鹿サーキットで行われた「第11回全国ホンダ会」で「Sports360」と一緒にお披露目された「XAK-250」と、同年10月の第9回全日本自動車ショーに出展された「2XAK-250」の2種類があります。
また、各試作車の開発の経緯には書いていませんが、’62年にショーモデルとして作られた「XAK-250」と「2XAK-250」以外に、’63年8月の市販開始以前に量産試作車が作られていたことも確実で、それを仮に「’63年型試作車」とすれば、T360の試作車は少なくとも「XAK-250」「2XAK-250」「’63年型試作車」の3種類があったことになります。
’63年型の試作車については、残念ながら資料がないため正式な呼称は分かりませんが、他の試作車の例から推測すると「3XAK-250」と呼ばれていた可能性が高そうです。
しかし、これは確たる証拠がある訳ではなく、また、’63年型の試作車にもディテールの違いからいくつかの種類があり、’63年型の試作車が全て「3XAK」だったとはかぎらないので、ここでは「2XAK-250」以降の試作車は便宜上全て「’63年型試作車」と表記することにします。


 
『T360の試作車の各型の特徴』
 
XAK-250 (第11回全国ホンダ会出展車)
  ※ ↑開発コードをクリックすると開発の経緯や車体の概要、諸元などを記したページに移動します。
 
(モーターマガジン 1962年8月号 P24より引用/クリックで拡大表示)           
1.ヘッドライトが量産モデルのものよりもいくぶん小さく、やや奥目。
2.ボンネットのヘッドライト孔にライトリムがない。
3.ボンネットにHマークがなく全面がフラットで、ボンネットの中央にHマークの入った小さなエンブレムが取り付けられている。
4.左のヘッドライトの下に「HONDA T360」のエンブレムが取り付けられている。
5.フェンダーミラーは運転席側のみ。
6.グリルが2ピースでメッキ仕上げ。
7.メッキグリルの間に穴がない。(2XAK-250には穴がある)
8.バンパーのナンバーを取付ける部分の窪みの幅が狭い。(ナンバーとほぼ同じ幅)
9.フロントフェンダーの上部にプレスラインがない。
10.エンジンオイルの給油口に蓋がある。
11.リアガラスが引き戸式。 
12.リアピラーにスリットがない。(オイルバス仕様車である)
13.ボンネットの側面にパーティングラインがないのでボンネットは樹脂製か?
 
(モーターマガジン 1962年8月号 P25より引用/クリックで拡大表示)           
14.リアピラーの下、ドアと荷箱の間にプレスラインがある。
15.助手席側にも鍵穴がある。
16.荷箱にホイールアーチの突き出しがない。
17.ガソリンの給油口に蓋がない。
18.テールランプは厚みのあるタイプ。
19.車体色がツートンカラー。
 


2XAK-250 (第9回全日本自動車ショー出展車)
  ※ ↑開発コードをクリックすると開発の経緯や車体の概要、諸元などを記したページに移動します。
 
 
名(迷)車列伝:ホンダS600(1964年) より引用/クリックで拡大表示)          
1.ヘッドライトがXAK-250よりも大きい。
2.ボンネットのヘッドライト孔にライトリムがない。
3.ボンネットにHマークがある。
4.フェンダーミラーは運転席側のみ。
5.グリルが2ピースでメッキされている。
6.メッキグリルの間に穴がある。(XAK-250には穴がない)
7.バンパーのナンバーを取付ける部分の窪みの幅が広い。(ナンバープレートの倍くらいある)
8.フロントフェンダーの上部にプレスラインがない。
9.エンジンオイルの給油口に蓋がある。
10.リアピラーの下、ドアと荷箱の間にプレスラインがない。
11.リアピラーにスリットがない。(オイルバス仕様車である)
12.ボンネットの側面にパーティングラインがないのでボンネットは樹脂製か? 
  
(カーマガジン1962年12月号P55より引用/クリックで拡大表示)         
13.助手席側にも鍵穴がある。
14.荷箱にホイールアーチの突き出しがある。
15.ガソリンの給油口に蓋がある。
16.荷箱の前部にも蓋がある。(用途は不明)
17.車体色は淡色。(薄緑と濃緑の2色があった。写真の右端に見切れている幌車が濃緑の2XAK-250。)
 
 

     (ノスタルジックヒーロー Vol,75 P99より引用/クリックで拡大表示)
18.リアガラスが引き戸式。
19.キャビンのバックパネルのリブが2分割になっている 
20.テールランプは厚みのあるタイプで赤/橙の2色。
21.テールゲート裏側中央に補強材がない 
22.荷箱の補強材にくびれがある。
23.フックが量産モデルのものよりも長い。
 

    (ノスタルジックヒーロー Vol,75 P98より引用/クリックで拡大表示)
24.独立ポートコンパウンド負圧サーボ型4キャブレター。
25.ディストリビューターにバキューム進角用のものと思われるダイヤフラムが付いている。
26.ラジエターのアッパータンクにラジエターキャップがない。
27.ラジエターが2つに分かれており、各々にラジエターファンが付いている。
28.ラジエターの廃熱を利用した暖房が付いている。
 
(左:カタログ 右:ノスタルジックヒーロー Vol,75 P99より引用/クリックで拡大表示)
29.アシストグリップがない。
30.クラッチペダル横にディマースイッチがない 。(これは濃緑色の個体のみの特徴)
31.グローブボックスの右側に灰皿がない。(灰皿はダッシュボードの中央上面に取り付けられている)
32.メーターが市販モデルのものよりも大型で、メーター内の計器のレイアウトも量産モデルとは違う。
33.ホーンリングの形状が量産モデルのものと違う。
34.シートがツートンカラー。
35.ダッシュボードの上面がフラットで垂直面にプレスラインがある。
36.ドア内側、三角窓の下にサービスホールと思われる穴がない。
  


’63年型試作車
@(Sports360の寒冷地テストに同伴した試作車)
  
   (ノスタルジックヒーロー Vol,75 P71より引用/クリックで拡大表示)
この写真が撮影されたのは1963年3月
この時点で既にグリルがメッキの2ピースから、量産モデルと同じプレス・塗装仕上げのワンピースものに変更されている。
しかし、未だ中央の窪み部分の幅が広いバンパーが装着されており、また助手席側のフェンダーミラーも省略されていて、2XAK-250の特徴とオーバーラップする点も多い。
おそらくこれは、本格的な量産試作車が誕生する以前の過渡期の試作車と思われる。
 
 
A(カタログ・販促用ポスター・四面図のモデルに使われた試作車)
  (販促用ポスターより引用/クリックで拡大表示)                   
1.ボンネットのヘッドライト孔にライトリムがない。
2.ボンネットにHマークがある。
3.フェンダーミラーが運転席・助手席の両側にある。
4.グリルが1ピースのプレスもので塗装仕上げ。
5.バンパーのナンバーを取付ける部分の窪みの幅が2XAK-250よりも狭い。
6.フロントフェンダーの上部にプレスラインがない。
7.エンジンオイルの給油口に蓋がない。またこの画像では分からないが燃料の給油口とバッテリー付近の蓋もなくなっている。
8.リアピラーの下、ドアと荷箱の間にプレスラインがない。
9.リアピラーにスリットがないことからオイルバス仕様であることが分かる。 
10.ボンネットの側面にパーティングラインがないのでボンネットは樹脂製か?
 

       (カタログより引用/クリックで拡大表示)
11.リアガラスは1枚ものでハメ殺し。
12.キャビンのバックパネルのリブが2分割になっている 
13.テールランプは薄手のもので単色。
14.テールゲート裏側中央に補強材がある。 
15.荷箱の補強材にくびれがなくストレート。
16.フックが2XAK-250のものよりも短い。
17.灰皿がダッシュボードの中央上面に取り付けられている。
 

          (カタログより引用/クリックで拡大表示)
18.アシストグリップがある。
19.メーターの形状、内部の計器の配置が量産モデルと一緒。
20.ホーンリングの形状も量産モデルと一緒。
21.Aピラーの付け根にアールが付けられている。
22.クラッチペダル横にディマースイッチがある 。
23.シートがツートンカラー。
24.ダッシュボードの上面が量産モデルよりもフラットで垂直面にプレスラインがある。
25.ドア内側三角窓の下にサービスホールと思われる穴がない。

 

B(販促用ポスターに使用された試作車)
(販促用ポスターより引用/クリックで拡大表示)             
これは販促用のポスター。
モデルになっているのは、フロントフェンダーにプレスラインがあるタイプの量産試作車。
右上の囲みを見ると、「エンジンの回転部には全て高精度のニードルローラーベアリングを使っています…」と書かれている。
その上にカムシャフトのイラストがあるので、初期の量産車もカムシャフトにニードルローラーベアリングが使われていたと考えられる。
また、「潤滑油と吸入気は二重濾過で…」との記述もあり、量産初期のモデルのエアクリーナーは乾式と湿式(オイルバス)の二重だったことが分かる。 
 
 
C(展示用の試作車)

        (三樹書房 ホンダ360ストーリー P10より引用/クリックで拡大表示)
これも量産試作車と思われる。撮影時期は不明。
この個体には何故かフェンダーミラーがないのだが、手前のミニチュアに合わせたのだろうか?
  
 
D(サービスマニュアルに使用された試作車)
(サービスマニュアルより引用/クリックで拡大表示)             
これはサービスマニュアルに使用された量産試作車(AK250-64-10008号車)。 
リアピラーにスリットが無いオイルバス仕様車である。
キャビンの後方にある円筒形の部品がオイルバスエアクリーナー。
この個体のフロントフェンダー上部にはプレスラインがあり、Aよりも量産モデルに近い仕様になっている。
ボンネットの側面にパーティングラインがあるので、ボンネットは鋼板製と思われる。
 
 
E(パレードに使用された試作車)

         (モーターファン 1963年9月号より引用/クリックで拡大表示)
パレードに参加した量産試作車。
OT誌90号 P12の写真を見ると、この量産試作車のフロントフェンダー上部にはプレスラインが入っているので、最初期の量産モデルととほぼ同一の仕様(オイルバスエアクリーナー付きでダッシュボードの上面に灰皿が付き、ダッシュボードの垂直面にプレスラインが入っているタイプ)だったと考えられる。
参考までに、最初期の量産モデルのディテールはこちらで確認できます。 
 


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